BCGワクチンによる、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果に関心が高まっています

本日4月3日、足立区内で開業をされている医師の方から、ある情報とご提案を頂戴しました。

すでにお聞き及びの方も多いかもしれませんが、結核予防のためのBCGワクチンが、今回の新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果があるとの見方があるそうです。

ご案内のとおり、BCG接種は、昭和26年3月31日施行の結核予防法(今は感染症法に統合され廃止。大正年間に旧・結核予防法を廃止して施行されあと、2007年3月31日まで実施)の施行と同時に開始され、今も続いています。一定年齢未満の日本国民の方は皆、原則、接種を受けていることになります。

一方、世界的に新型コロナウイルス感染症が広がる中、日本や一部のアジア地域で重症化率、死亡率が突出して低いことが話題になり始めているようです、これらの地域では国として広くBCG接種が実施されており、他方、重篤化率、死亡率が高い国々ではBCG接種があまり実施されていないとの事であります。中には、かつては実施されていたものの、結核発生の著しい減少もあって、廃止されてしまった国も欧州などには見られます。

日本国内でも、先日、急激に悪化され、発症からわずか6日間ほどでお亡くなりになられた著名人の方も70歳であり、接種が開始された年度以前にお生まれになった方です。確かなことは言えませんが、未接種であった可能性が高いとの推測もあります。

こうした分析を経て、BCG接種が実施されていない国々では、今回の新型コロナウイルス感染症の流行を機に、医療関係者を対象に、BCG接種を行うグループと行わないグループとの比較を始めているとの情報もあります。

実際にネットで公表され、入手もできる医学会の資料の中でも、コロナとBCGワクチンとの関係が言及されています。念のため添付させて頂きますので、ご意見、ご見解のある方がいらっしゃれば、更なる情報を教えて頂ければ幸いです。

私がお話を伺ったドクターのお話も、つまるところ、公的に情報の内容を確認したうえで、昭和26年以前に生まれた高齢者向けに、BCG接種を今からでも行うことで重症化を防ぐ努力に傾注してもらいたいとのご提案でありました。

私もネットで検索してみましたが、すでに多くの話題となっております。

なお、現在、BCG接種は0歳児、月齢で5か月程度で行われています。情報をお寄せ下さった方も、もしかしたら国内の5か月児の人数分しかBCGワクチンが生産されておらず、接種を拡大するには在庫が不足していたり、急な生産拡大への対応は難しいかもしれませんとのことでした。

当然、新型コロナウイルス感染症に直接効果を発揮する専用ワクチンの開発の前倒しが一番望まれるところであります。しかし、すでに開発済みであり、安全性も確認されている「BCGワクチン」に、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果が確かにあるようでありましたら、未接種の方への接種、そして、抗体が減少してしまっている接種済の方への再接種などをすみやかに検討し、実施するべきです。

この件を、厚生労働行政に詳しいわが党の高木美智代衆議院議員(元・厚労副大臣)にお伝えし、相談したところ、早速ご返信を頂きました。すでにお聞き及びとのことであり、さすがだなとも思いましたし、ホッとした次第です。

公明党の医学博士号を持つ国会議員の方とも意見交換をされており、偶然にも、丁度、今日、高木(美)議員が面談をされた専門家団体の会長さんとの懇談の中でも話題となったそうです。

ただし、裏付けはさらに究明される必要があるとのことでもありました。

そのうえで、今後、情報の精度を確認する取り組みを促し、注視していくとの趣旨のお話でした。

もし、BCGワクチンの接種の有無と新型コロナウイルス感染症の死亡率の高低との間に相関性があるという点がデータ的に裏付けられるようであれば、私が、本日、足立区内の開業医の先生から情報提供を頂いたご提案が実り、新型コロナ対策の上で、一筋の光明となる重要な取組に結び付くかもしれません。

すべての人の英知を結集して、この難関を早期に打破して参りたいと改めて決意いたします。

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