足立区の企業が良質な布マスクを製造され始めました
皆さん、マスクの入手などにご苦労されていますよね。
都としても、区市と協力し、災害備蓄品であるマスクを放出し、医療・福祉・教育関係の施設などを優先に順次、配布申し上げているところです。
マスク販売の情報が流れるときは、どのお店でも、早朝から販売開始を待つ列が出来ています。当然、通勤を急がなければならない方々や、ご家族に列待ちをお願いできない独居やひとり親のご家庭、さらにはお体が弱く列に並べない高齢者の方々などから、列に並ばなくてもマスクを購入できる方法はありませんかとのお声を多数、頂戴しています。
我が党としても、民間でマスクを販売する場合の長蛇の待ち状態について、業界団体などに改善の工夫を呼び掛けるよう小池知事に直接、申し入れたところでもあります。
各世帯に2枚という国の布マスク配布の新方針についても、入手できない方々からの歓迎の声もある反面、総経費の多額さや配布される布マスクのデザイン、品質などの点を含め、様々ご意見、ご批判もあるようです。
そうした中、ある企業経営者の方から、マスクを10万枚製造、販売、贈呈し、今後も希望があれば対応したいとの旨のお話を頂戴しました。今回のコロナ感染に伴うマスク不足から、お取引先企業や自社の製造工場周辺の学校などから、マスクの製造を求められ、配布して下さった模様です。
純国産製品で、高い技術を持つ肌着メーカーが製造する布マスクですから、当然何回でも洗って使えます。それどころか、大変しゃれたデザインであるため、洗ってでも使いたくなる良質な製品です。ネットニュースでも取り上げられたため、お問い合わせを頂戴しているそうですが、これまでは、小売りはお断りされていたそうです。
今回、お話を伺った際、私の顔にもご配慮して下さったのかもしれませんが、今後は小売りの可能性も検討したいとのことでした。
その会社は、足立区大谷田に本社を置く「東京エンゼル」という企業です。
同社は全国的な企業で、布製品を機軸に、床ずれ予防用品、ケアシーツ、おむつカバー、ねまき、エプロン、肌着、ヘルパーさん用アイテムなどの介護用品、布おむつなどのマタニティー用品などをお肌に優しい素材で安全性第一で製造、販売しています。
車椅子クッションや通気性の高いベッド用品なども扱い、昭和39年に豊島区で創業し、昭和56年からは現在地に本社を置いていらっしゃいます。
価格(一枚5百円)はお高いと見る向きもあるかもしれませんが、同格の良質な布マスクと比較すれば、むしろかなり良心的かなとも感じております。
今後は、小売りが可能にあるとはいえ、50個単位の発注がギリギリの限度とのことです。医療・介護はもちろんのこと、教育や福祉・子育て施設、社員さんの数の多い企業など、ある程度のまとまった数のニーズを抱える場合に有効かと存じます。
ご興味のある方は、直接(03-3606-7213 同社経理)ご連絡ください。このHPで情報を得たとお伝え頂ければ、話が早いかもしれません。
今回、ご紹介したマスクの事例だけでなく、様々な皆様の知恵やご協力で、この困難を何とか乗り越えて参りたいと思います。
写真は、そのマスクを着用している石塚健司社長さんと、私・中山です。
赤の上着の石塚社長さんは、若くて恰好もよろしい方なのですが、中山はご覧の通りです。
それでも、着用感の良さには変わりはございませんので、ご容赦ください。