本日、8月3日(金)、都の中井恵三教育長に対し、都立高校や公立小中学校の冷房化の推進を申し入れ、前向きな回答を得ることができました。この問題は、都議会公明党の長年にわたる避難であり、事実、阪神淡路大震災の教訓として避難所肺炎が発生し、避難所で死亡者が出るなどの悲劇につながっています。

しかし、これまでは建替え時を捉えた空調化の実例はあるものの、既存の体育館では、密閉性が低い、費用が嵩むなどの理由からあまり進んでこなかったのが実態です。けれども、この夏は、命に危険が及ぶほどの猛暑続きです。7月19日には、練馬区内の都立大泉桜高校で、全校生徒が体育館に集まり外部講師による授業を受けていたところ、700人中25人の生徒が熱中症などの体調不良を訴え、救急搬送されるという事態が起きています。幸い重症化した生徒さんはいらっしゃらなっかたものの、9時からの授業の開始に備え、早朝から体育館の窓を全面開放するなど予防に努めていたものの、事態の発生を防げなかったことに、都の教育庁はかなりのショックを受けた模様です。

併せて、すでに普通教室は100%空調化が実現していますが、特別教室はまだ遅れており、その100%の実現と、そして、かなりの高温となる調理室の空調化も申し入れました。

今後ますます、温暖化は加速するものと思われます。来年の夏、第一陣だけでも冷房化が間に合うよう、これから頑張ってまいります。

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