2020/10/11
先程の19時のNHKのTVで、「そーだ、SODAに相談しよう」のキャッチで有名な足立区北千住の「若年者ワンストップ相談センター」の取組の模様が紹介されました。SODAとは、“(Support with One-stop care on Demand for Adolescents and young adults in Adachi”の略称で、厚労省の補助金を活用した精神保健医療に関するる研究事業(代表:東邦大学医学部・根本隆洋准教授)です。
実施に際し、東京足立病院(関晶比古・理事長)が協力を求められた関係で、私が足立区(近藤やよい区長)にその意義をお伝えし、同区で当面使用する予定のない空き施設をお借りして、3年間実施されているものです。
15歳から35歳までの若者が対象で事前予約制(070-1353-3215)です。
精神疾患者の約7割が20代に発症しており、早期介入が効果を発揮するとの欧米の研究成果を日本国内で初めて展開するものとして期待されています。
東京足立病院は、SODAの趣旨にご賛同され、医療福祉相談室が中心となって、SODAに対し技術協力や人材派遣で協力されています。NHKの報道でも、東京足立病院の内野敬さんがご担当のレジデントとして登場されています。
足立区ご当局も、3年間の実証実験中はもとより、その後も末永く、研究の成果が進展していくことを大いに期待されているものと、私は受け止めています。
コロナの影響もあり、若者の心の悩みも多種多様、深刻化しています。日本の総人口が減少し、労働生産年齢人口の相対的割合がますます減少していく中にあって、一人でも多くの若者が精神疾患が悪化する可能性を早期に断ち切り、実社会の中で労働や社会的役割を通して、望ましい自己実現が果たせるように環境を整える取組の価値は誠に大きいものと考えます。
これからも、SODA並びにご関係の皆様のご努力の進展を、微力ながら全力で応援させて頂きます。