B型肝炎被害への認識を深め、次世代に生かし繋げる取組へ ~ 訴訟団が編纂した副読本を東京の学校教育の現場に

本日、2021年12月20日(月)、全国B型肝炎訴訟東京原告団の副代表・兼・東京都支部代表の伊藤浩之さんと、全国B型肝炎訴訟弁護団の小沢年樹弁護士を都議会議事堂内の都議会公明党控室にお招きして、東京都教育庁の職員と懇談していただき、訴訟団の皆さんが、厚生労働省の協力を経て、編纂、作成に携わった中学生向けの副読本の活用促進に向けた意見交換を行いました。

ご紹介を下さったのは、三鷹市の大倉あき子市議会議員です。文教委員会に所属する江戸川区選出の竹平ちはる都議にも教育庁とのつなぎ役をお務め頂きました。

この副読本は、B型肝炎被害への認識を広げ、次世代に生かし繋げる取組として、国事業として推進しているもので、小沢弁護士によれば、公明党の前衆議院議員である、桝屋敬悟さんや高木美智代議員には大変お世話になりましたとのことであります。

訴訟団の伊藤さんは、厚労省の取組を受け、すでに都内の公立中学校の教員に方々には、都教育委員会を通じて、この副読本を配布してもらっており、今後は、この副読本を活用して、実際に中学生への授業に生かしてもらいたいとおのこであります。

都教育委員会の職員の方からは、そのためにも教員への研修が大切で、その際に、原告団や弁護団の方々に外部講師をして、教育向けにお話しを頂くなどの取組が必要などの、具体的な提案もありました。

伊藤さんや小沢さんからも、ぜひ、授業のモデルとなる機会に貢献したいとのお話があり、私・中山信行からも、原告団に方々もやがて高齢化を迎えることになるため、そうした研修の機会を映像として残し、アーカイブ化して、長く顕彰することが大切と申し上げたところであります。

授業での具体的な活用は、東京ではまだまだ進んでおりません。まずは、お話があったとおり、原告団に方々などに講演をいただき、都内の中学校の教員の方々がご自分の血肉として受け止め頂いた内容が、実際に子供たちに伝わる内容となるものと考えます。

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