都食堂でGAP認証、MEL認証の食材のランチを提供します
2019/2/1
GAP認証、MEL認証をご存じですか?
この2月5日(火)のお昼(11時30分~14時00分)から、都庁第一庁舎32階の職員食堂で、GAP認証、MEL認証を取得した安全で優れた食材によるランチメニューが提供されることになっており、一般の方々もお召し上がりいただくことが可能です。価格的にもリーズナブルですので、ぜひ、お試しください。
GAP認証とは、「農業資産工程管理」を意味する英語(Good Agricultural Practice)の頭文字をとったもので、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組と紹介されており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、選手村で使用される食材は「GAP」の認証を取得していることが必須条件とされています。
農業生産が実際にどのような過程を経て行われているかということを個々の農業ごとに、取引先や消費者が把握することは極めて困難な作業です。GAPは然るべき第三者機関が、生産工程における安全管理、持続可能性の取組を審査し、証明するもので、優れた農業の取り組みを誰の目にも分かりやすく明らかにする効果があります。生産者、流通者、消費者の三者にとってメリットがあり、グローバル化が進む農業業界にあって必須の取組みといえます。
※ちなみに、GAP認証にはJGAP、ASIAGAP、GLOBALG.A.P.の3種があり、認証主体も、一般財団法人日本GAP協会、FoodPLUS社(独)などに分かれ、費用等も異なるそうです。
また、MEL認証とは、GAPの水産物版であるMSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)の認証の日本版のもので、日本国内の認証主体である一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会の英語名称(Marine Eco-Label Japan Council)の頭文字をとったものです。GAPと同様に、水産資源の持続的利用や生態系の保全に配慮された漁業の取り組みであることを、消費者などに替わって第三者機関が審査、証明するものです。
都議会公明党ならびに中山信行は、こうしたGAP取得などを都内の農業者や漁業者に呼びかけ支援する取組みを前に進めるための議会質問に、自らの質問する機会に、さらには質問原稿作成者としての活動の中で取り組んできました。