都営住宅の集会所でエアコンの標準仕様化を!

本日の都市整備委員会の住宅政策本部への質疑の中で、都営住宅の集会所へエアコン設備の設置を標準仕様化するよう求め、前向きな答弁を得ました。

都営住宅の集会所は、災害時に団地住民の避難所となるだけでなく、場合によっては広く周辺住民にとっても避難機能を発揮することが期待されています。

そのため、我が党は、2019年11月の都市整備委員会の質疑、同年12月の第四回定例会本会議の代表質問(該当質問の調整を私が担当)で、水害時に周辺住民も活用できる水没しない避難施設として、都営住宅の集会所を活用できるよう、建替え時における上層階への移設を求めました。いづれも、区市から要望があれば対応していく旨の答弁を得ていたところであります。

避難所となれば、エアコンの設置は必須であります。

公明党は、国会、都議会、区市町村議会で、公明議員がネットワークの力を発揮して、学校体育館へのエアコン設置を求め、実現に導いて参りました。それは、教育施設としての学校体育館としても、避難所としての学校体育館としても、共にエアコンを設置しておかなければ、児童・生徒の健康や、避難民の健康を守れないからであります。

都営住宅の集会所には、これまで団地住民の皆様で構成する自治会のご努力により、費用を持ち合い、都の設置許可を経て、エアコンが設置されてきました。しかし、多くの団地で居住者の高齢化が進んでおり、機器の故障時や住棟の建替え時におけるエアコンの建替えには、経済的に対応できる余力が次第に減少してきていることも、私は、様々な折にお話を伺いしてまいりました。

その上、昨今は私が推進しております、高齢居住者の孤独や虚弱(フレイル)を防ぐ取組としても、買い物難民対策としての日用・食料品の移動販売車への柔軟な対応や集会所を活用した地域自治体の生活支援事業やフレイル予防事業などの観点からも、集会所の活用が注目されております。

事実、昨年の第2回定例会の代表質問では、やはり私が質問原稿の調整を担当し、高齢化が進む都営団地でのフレイル対策としての生活支援サービスの充実を求め、集会所の活用を提案していたところであります。その際、都からは「東京みんなでサロン」という居場所づくりの取組を始める旨の答弁を行っていました。

今回は、そうした避難所としての都営住宅の集会所や「東京みんなでサロン」の実施場所としての集会所の価値に触れながら、エアコンが設置されていない集会所でも、「東京みんなでサロン」が夏場でも冬場でも賑やかに実施されるよう、今後は、集会所に予めエアコンを設置し、高齢の居住者を含めた参加者が集まりやすくすることを求めました。

その際、都は答弁の中で、「今後、モデル事業の中で、地域の居場所づくりの場として、集会所等にどのような設備が必要かについて検証していく」旨を明らかにしました。

介護状態になる一歩手前の虚弱・フレイルのきっかけの一つは、孤独、社会的とじこもりです。孤独は、団地においても発生します。高齢者の皆様には、都営住宅に限らず、ご自分の居室を出て、周囲の人々と触れ合う機会に積極的に参加して頂くことが大切です。そのためにも、集会所におけるエアコンの設置は避けられない課題です。

今後、足立区を始め、区市町村とも連携しながら、各地の公明党議員と協力し合って、エアコンの設置を促進して参ります・

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