都医師会の尾崎会長からの「6週間」メッセージを真剣に受け止めております!

いよいよ、今晩、安倍首相から緊急事態宣言の発表があり、小池都知事が宣言に基づく緊急事態措置の実行を公表する予定です。

自粛に伴う店舗等の倒産や著しい赤字を防ぐため、これまでも再三都知事に求めて参りました経済的支援をさらに強めて参りたいと思います。

また、医療現場で矢面に立って懸命に都民をコロナから守って下さっている医療関係者の皆様のご努力を応援するための措置を、さらに強化してまいります。

そのうえで、これからの方向性として、東京都医師会の尾崎治夫会長さまが、昨晩から重要なメッセージを記者会見や同会のホームページ上で発信して頂いております。

報道等で、皆さんもすでによくご存じの内容かと思いますが、私がとりわけ重要と受け止める内容は、

『新型コロナウイルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウイルスを持った患者さんがいなくなります。』

との発言にあります。

6週間といえば、国の緊急事態宣言で目安とされる1か月を超えGWも含むことになります。たしかに、GW前に良い兆しが現れても、気のゆるみにつながって、GW中で水泡に帰してしまえば、経済的な打撃だけが傷跡として残るという最悪に事態になります。

最も回避すべきは、コロナによる東京の壊滅化です。そのうえで、コロナ拡大を防ぐための自粛をダラダラと長期間続けることは、経済が壊滅的な打撃を受けることにつながります。治療薬やワクチンの開発は早くて年明けとも言われており、その時点まで、今の自粛を続けることは、どなたにとっても無理な相談かと思います。

したがって、皆さんと協力して、なんとか今回の緊急事態宣言・措置の期間の中で、ある程度の見通しを付けられる結果に至りたいと決意しております。

国が打ち出す対象世帯限定の30万円の給付も、当初の一律全世帯10万円に比較すれば、甚だ不満足なものですが、まずは第一弾の取組みであって、今後、二陣、三陣があることを前提に是としたいと思います。

その分、本当にご必要な補償の金額には追いつかないとは思いますが、小池知事が公明党の申し入れを受けて決断した協力金やこれからの都の対策の充実を図り、皆さんのお気持ちを、団結してコロナに立ち向かい、自粛を進めていく方向に後押しできればと存じます。

我が国は、国家や行政体による個人の自由を規制しやすい法体制に立っておりません。それは、ある意味素晴らしいことですが、こうした非常事態にあっても、個々人の良識で国家統制に準じる成果を挙げられてこそ、気兼ねなく胸を張る資格を得というものだと自覚するところです。

6週間は、決して短期間ではありませんが、何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

 

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