足立区手をつなぐ親の会の総会にお招きを頂き、ご挨拶申し上げました
2018/6/28
本日、「足立区手をつなぐ親の会」(江黒由美子会長)の第60回の定期総会(会場:竹の塚障がい福祉館)があり、お招きを頂き、ご挨拶も申し上げてまいりました。
足立区手をつなぐ親の会は本日が創立日だそうで、満六十歳です。私と同じ、昭和33年生まれ、足立区手をつなぐ親の会様のお誕生日が6月28日であれば、私の誕生日は9月4日、親の会様のほうが少し先輩です。当時から、知的障害のお子様のご成長に向け、大変なご苦労重ねられてきた先人の皆様の力を合わせての、親の会様の歴史に心から敬意を表します。
私のご挨拶では、短めにお話させていただきましたが、まずは、足立区江北一丁目に建設を予定している90人規模の通所施設については、無事完成までしっかり応援させていただきますことを決意表明させて頂きました。都営住宅の建て替え余剰地を活用したいとの足立区様のご希望に、私ども都議会議員が今もそうですが、知事に対し良好な関係を維持する中、微力ながらもお手伝いをさせて頂きながら進めているものです。
また、挨拶では、会場となった区立の竹の塚障がい福祉館は、老朽化が進むと同時にバリアフリーという点でも課題があり、足立区当局としては適正な延命利用を図っているところとは存じますが、個人的には、より大規模で、最新のバリアフリー水準にかなうホールを持つ施設へとリニューアルされていくことを願うと申し上げました。足立区は、綾瀬のマリアージュ閉店され、その跡地には少々の店舗を伴う高層住宅が建設され、ホール機能が不足しております。西新井のギャラクシティーのホールも902席と狭く、周辺区市のホール機能と比べると見劣りが致しております。障がい福祉館の隣地には駐車場があり、これも活用できれば可能性は広がるのですが、区有地ではなく、課題は山積しています。それでも、障害者のためのバリアフリー施設、さらには、足立区のホール機能が不足しているという課題は残ったままです。竹の塚障がい福祉館の4階ホールは、階段ばかりで、306席しかありません。都がお手伝いをできることは少ないかもしれませんが、夢に実現に向け、広く適地を探しながら、歩みを進めていきたいと思います。
さらに挨拶では、障害者の高齢化という課題が深刻化しており、先日お邪魔した学習会でも同様の課題が指摘されていましたことを踏まえ、今後は高齢福祉、介護分野との交流を進め、看取り経験者を備えて看取りに安心感をもって望める入所施設の態勢づくりや、看取っても施設側の負担とならない制度改善が必要であり、努力をしていきたいと決意を申し上げました。
加えて挨拶では、入所施設とグループホームのそれぞれの長所を兼ね備えた制度の構築が必要であり、利用者側がどちらかしか選べないような形ではなく、例えば、今年からスタートする日中サービス型の大規模グループホームの新しい試みを、利用者や施設運者側にも価値のある制度とするための提案を重ねたいと申し上げました。
文章で記すと長いようですが、端折って申し上げましたので、短い挨拶であったと思いますが、昨日、成立した障害者差別解消条例の進展を合わせ、誰も置き去りにしないというSDGsの理念にかなう東京、なかんづく、私の大事な地元、足立区の構築に貢献してまいりたいと思います。