様々な人に優しい幅広の福祉便座と骨折しにくい衝撃緩衝型畳のPRを行いました
2018/7/1
昨日の公明党東京都本部の介護・医療対策本部の勉強会の席上で、公明党の議員が関わり推進してきた、幅広の福祉便座と衝撃緩衝型の畳床のPRを、それぞれの団体の方々にお願いして行っていただきました。それぞれに田主輪去り、登壇のPRの段取りをとったのは私ですが、PRの機会を与えてくださったのは、介護・医療対策本部の高倉良生都議・本部長や加藤雅之都議・事務局長らのご理解、そして、2時間もの熱心な勉強会のあと、我慢強く耳を傾けて下さった、区市のわが公明党の参加議員の皆様のお陰と感謝しております。
まず、幅広の福祉便座は、一般社団法人バリアフリー推進協会の代表理事・柏木太郎氏(株式会社アゴラ部長)と公益社団法人日本オストミー協会の東京支部長の竹内恒雄氏が登壇し、主な説明は柏木氏から、人工肛門を付けているオストメイトの方々の声として竹内氏が利用者の証言を語って下さいました。これには、開発に当たった片倉工業株式会社の赤萩純也氏も同行しておりました。
幅広便座は、オストメイトの方々のパウチからの汚物の排泄だけでなく、ご高齢者の陰部洗浄、自己導尿(自然排尿が困難になった方が、膀胱にたまった尿をご自分でカテーテルなどで排尿することです。)、女性の採尿などに適しており、利用者からは大変喜ばれています。すでに太田昭宏・(前)国土交通大臣やその関係者のご努力により、空港や高速道路施設で利用が図られ始めており、都内や近県でも各地の公明党議員の理解などをテコとして利用が進み始めています。
何が幅広なのかと言いますと、便座に座った際の開口部の前方箇所の左右の空き空間が広く、様々な作業がしやすいことにあります。トイレ施設の工事は不要で、既存トイレの便座部分の取り替えで済むメリットがあります。
一方、衝撃緩衝型の畳床については、全日本ISO畳振興協議会・副会長の佐々木信晴氏がPRを行いました。実際に開発された畳床の見本をもって解説して下さり、公明党東京都本部代表の高木陽介衆議院議員のご指導でJIS規格を取得したり、同代表代行の高木美智代衆議院議員のご指導で介護保険の住宅改修の9割の保険給付の対象に認められたり、石井国土交通大臣に要請申し上げたUR住宅での検討が開始されたりなど、長年の取り組みがようやく実り始めており、急激に事業者数が減少する畳業界に有力な朗報となっています。
従前、介護保険の住宅改修では、畳から木材のフローリングへの取替えが代表例として表示され、全国で畳の使用が減りましたが、高齢者が室内で転倒した際に固い木材によって骨折する事例が生じています。私の母もベッドから落ちた際にフローリング材の床の上で大腿骨を骨折しそれが遠因で、亡くなりました。今後も、高齢者の健康長寿のためには転倒を防ぐ段差の解消と転倒しても骨折しない取組が重要です。高齢者は、立ち上がる際にバランスを崩したり、段差が無くても転倒することがあり、衝撃を緩和する床材や滑りにくい床材は大事な取組です。