昨日、都内自治体の医師会の役員をお務めの中小病院の院長先生であるドクターから、新型コロナウイルス感染症対策などについて、大事なご意見を承ることができました。

特に強調されていたのは、民間のＰＣＲ検査機関の活用という点でした。病原菌などの検査を行う都内の民間機関ではＰＣＲ検査機を保有しているところが少なからず存在し、日常多くの検査を行っているところから、検査も手慣れたものであるとのことでした。新型コロナウイルスの検査は、対策法の対象とされたこともあり、通常以上に慎重な手間暇を要するものであることは確かであるが、そうした手順の確認等はガイドラインとなる指針を打ち出すことで対応可能で、陰圧等の設備整備は、検査自体にはさほど重要ではないとのご見解でした。

現在、政府による検査依頼に主に対応しているのは公的検査機関でありますが、民間の方が普段から数をこなしているので、その気になればよほど効率的に進むはずですとの事でした。

ではなぜ、今、日本では、民間機関での検査が進まないのでしょうかとの私の、まさに素人そのものの疑念には、保険適用さえされれば、通常の感染症検査と同様に進むはずだとのことでありました。

政府は、当然、こうした知見もすでに弁えて、次の段取りの準備に取り掛かっているものとは思いますが、早速、拝聴出来ました貴重なご意見は、我が党の国会議員に伝えて、善処を求めて参りたいと思います。