介護保険の住宅改修で緩衝型の畳材への取替えが認められるようになりました
7月26日(水)、介護保険の住宅改修で衝撃緩衝型の畳材への取替えが給付対象化されたことの御礼に、全日本ISO畳振興協議会(長田久富会長)の皆様が高木美智代衆議院議員を表敬訪問され、私も同行させて頂きました。
私は、足立区内の佐々木畳店の佐々木信晴さん(同会・副会長)から本件のご相談を賜り、厚労省には高木美智代衆議院議員を通じて介護保険制度の要件改正を、経産省には同会が開発した衝撃緩衝型の畳材について高木陽介衆議院議員を通じJIS認証取得のご指導などをお願いして参りました。
JIS承認は現在着実に進捗中でありますが、まずは住宅改修の要件改正が先行して実現したことは、大変に喜ばしいことです。
家庭内で転倒したことなどがきっかけで死亡する高齢者の数は多く、交通事故で死亡する件数より多いともい有れています。段差の解消を図ることも大切ですが、段差解消を重視するあまり、方法として固い床材であるフローリング材への取替えばかりが推奨されたことによって、転倒の衝撃で骨折する高齢者が増えている、さらには、転倒がきっかけで寝たきりになる高齢者が増えているとの声を多く聞きます。
実は、私の亡くなった母親も自宅内でベッドから落ちた際に、フローリング材の床で大腿骨を骨折したことがきっかけでした。手術自体はお蔭さまで成功したのですが、リハビリ後に体調を崩し、自宅に戻れないまま亡くなりました。似たような経験をされたご家族の方は多いと思います。
今回、普通の畳やフローリング材などからの衝撃緩衝型の床材への取替えが給付対象化されたことは、現場の声を反映した画期的な改正と言えます。お手伝いをさせて頂き、私も嬉しい限りです。